【早池峰山&岩手山】

《2006年6月3日(土)〜6日(火)》
 
    今回は、日本100名山の 早池峰(1,914m)と岩手山(2,038m)に登る企画です。

6月入梅時期で天気も花の時期にも早過ぎのでは余り期待はしてなかった。予想が好い方に外れ連日好天に恵まれた。
花の名山といわれる高山植物の宝庫だけあって、シラネアオイ、カタクリ、キンポウゲ、ショウジョウバカマ等など
数え切れないほどの高山植物の花々をいたるとこで巡り会えた。珍しい高山植物ハヤチネウスユキソウは見なかった。
険しい岩手登山も沢山の高山植物の群落に巡り合え、疲れを癒され、九州では味わえない雪渓の雪上歩きも楽しめた。
  
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3日(土) 福岡空港11:00発⇒花巻空港13:00到着、
本日は貸切バスで移動日の為、途中宮沢賢治記念館と宿泊地の河原坊の早池峰神社を
見物する。この付近でも高山植物が見られるから羨ましい限りである。
 
4日(日) 8:00出発と遅い出発のため、早起きの中高年者には、勿体無い退屈な
時間である。
それでも、団体登山の有難いところは民宿十和坊仕立ての車で標高200m
高い小田越登山口まで10分で到着する。
1合目、シラビソ林の最初の雪渓を抜ける頃までは、ショウジョバカマしか見かけな
かったが、蛇紋岩、花崗岩
の岩石道を慎重に渡り歩く頃には、ミヤマキンポウゲ、
チングルマなどが顔を覗かせ、振り向けば薬師岳など
展望もよく、結構な急坂の割には
退屈することはなかった。
10:20頃、直立の2段梯子を過ぎ緩やかなハイマツ帯と雪渓を渡ると早池峰山頂に
10:40到着。昼食後11:50から
下山開始、千丈ケ岩、打石、御座走りの岩壁が荒々しく
聳え立つ急降下の歩き難い岩道を2時間ほど歩くと河原
坊登山口に14:10到着。
 
5日(月) 盛岡市のホテルを6:30出発、柳沢馬返し登山口7:20スタート、視界は
利かないが新緑のミズナラ、ダケカンバの林を歩くのは清々しくて気持ちが良い
5合目付近からシラネアオイ群落が見られ、下手な写真を撮るのに一生懸命で、
登山道については覚えていない。ハイマツ帯となる8合目には立派な避難小屋と
清水場があり、休憩に最適。
9合目の不動平避難小屋までは緩やかなハイマツ道と雪渓を通り12:00到着。
ベンチの置かれた休憩所で食事後
荷物を置いて砂礫を登ってお鉢へ登る、歩く途中は
雪を覆った秋田駒ケ岳や八幡平の山々が西から北に延び
見晴らしのよい楽しいコースだ.
右手に大きな噴丘を見ながら時計回りに外輪山を一周、途中から外輪山の中
に入って、
岩手山神社に立ち寄る。一周1時間10分を要した。
14:00不動平小屋前の雪渓を10分キックステップを楽しみながら乗り越えると、御見坂
コースを一気にハイマツ
の中、岩石の急斜面と残雪を踏みながらの下山、30分程すると、ユキワリサクラ、カタクリ、シラネアオイなど、花々のオンパレードであるがロングルートの上、足元が悪く油断が出来ない。
御見坂駐車場、到着予定は16:00となっていたが、17:10となってしまった。後で知った、岩手山の登山ルートの中では、最も登りがきついと言われる健脚派向けコースであった。
 
6日(火)網張温泉国民休暇村の朝は、早起きカッコウの鳴き声で目覚める。
従業員のガイドで早朝ウォーキングをしながら、次は高山植物の宝庫と言われる
秋田駒ケ岳へ。…春にもう
一度訪れたいと心密かに抱きながら帰路についた。
 
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