根子岳のオオヤマレンゲ】

2006年6月16日(金)晴れ

オオヤマレンゲ」妙に心惹かれる花である。そうそう簡単に見られないこともあるけど開花も10日位と短いらしい。
優雅で美しい「天女花」と呼ばれているが、まさに真白な優美な姿は天女の舞を思わせる花でる。
実はこの花に会いたくて、5月21日に根子岳を下見登山をし蕾を確認して開花の時期を心待ちしていたのです。
今日は、全てが上手くいったような、梅雨の中休みの好天気、視界もよしの絶好の登山日和となった。
朝5時半に家を出て高速を走り国道57号線の阿蘇盆地の宮地から入り、日の尾峠を走りヤカタガウド登山口に到着。  
はやる心を抑えながら、両側の岩壁が狭まった石ころ谷、ゴルジュの歩き難い急坂を1時間も歩くと、
ポツリポツリと「天女花」の姿が現れ、心がワクワクしてくる。高度を上げるに従ってその数を増してくる。
然し、数はあるが殆ど開いてない!。少し早過ぎたかナ?と思ったが、下りの14時頃には朝の白い蕾は見事に咲き、
開花した数が増えている。これは(昼頃から開くのか?)新しい発見であった。
ノコギリ歯状の厳しい山容と、優しいオオヤマレンゲの花は、ただただ見惚れるばかりである。
今回は、天狗のコルから東峰へ、やせ尾根を、いくつかの少ピークを越えながら往復(1時間)してみた。
上色見側登山道にはこの花はないらしィ。東峰で会った、ご夫婦がしきりにコース選択を誤ったと残念がっていた。
東峰山頂から、今日はバッチリ見通せる、天狗岳や阿蘇外輪山、遠く祖母、傾山などの山々と広大な一の宮や阿蘇盆地、
こんな素晴らしい景色を眺められる至福に、しばし時間を忘れるほどであった。

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