【2009年3月28日(曇り)】
野峠07:55⇒ピーク08:45⇒コル09:30⇒三陀山10:20⇒徒渉点11:30〜12:10⇒鷹巣肩13:15⇒三の岳13:50⇒野峠15:35
英彦山系の奥深い魅力にとり付かれ、日頃ルートを詰めている、Mさんご夫婦の誘いに、今回加えてもらった。 取り付きは野峠、国道500号線沿い、いきなり急登は倒木を掻い潜り、枯れ葉で滑り易い足元に、掴む木枝を探しながら 尾根岩に辿り着く。 そこから三陀山へのルートは常緑林の中に大きな赤松やつがの大木が点在し展望は利かない、テープ目標の山道は ふかふか落葉を踏みながら気持よく歩けるのだが、途中の急坂は落葉が木根を隠し危ない、慎重にコルまで下る。 三陀山は最低鞍部を起点にピストンをし、次は直下の展望の好い彦水川系源流の薬師林道へ出る。 徒渉点で昼食を済ませ、冬枯れの渓流沿いをオオキツネノカミソリやハシリドコロ花を愛でながら鷹ノ巣の肩を目指す。 谷の詰めは四つん這いでもズレ落ちる急登を足場、手掛かりを選びながらやっとピークに辿り着き、尾根伝いに鷹ノ巣 三の岳を目指す。 三の岳岩壁の木に懸けられていた以前のロープは危なくなったのか今は撤去され、手掛かり足場をまさぐりながらの 岩登りはミニカニノタテバイを思わせスリルがあります。 只今特訓中の連れは皆のサポートで何とかクリヤーできたものの、後で聞くと着地後暫く身震いが止まらなかったそうです。 岩場の上りは何とか上れそうだが、下りは下が見える恐怖と足場が見えない不安から心配だったが、皆の激励に 「行って見ます、頑張ります」と挑戦したが、やっぱり「何とか登れそう」はきっぱり諦めさせるべきだったと反省してます。 三の岳は見た目もカッコよいが、この時季でも景観は抜群である。 三の岳からテラスをまいてよく見落とす天狗の舞台、落差ある急な下りを枯れ葉に滑状の岩盤を落とさないように注意 しながら一気こ野峠に下る、予定通り到着である。 山は山頂もさることながら途中の険しさ苦しさが一層山の醍醐味を味わしてくれることを今回は思い起させてくれた。 同行の皆さん ありがとうございました、とっても楽しく面白い山行が出来ました。 |