根子岳のオオヤマレンゲ

2009年6月14日(

《コース》 ヤカタガウド登山口08:55⇒眼鏡岩:林の中へ09:50⇒天狗のコル10:40〜11:00⇒
      東峰12:00〜12:45【昼食】⇒ 天狗のコル13:30⇒眼鏡岩14:10⇒登山口15:00着
 
日の尾峠分岐から登山口までの狭い道路は黄イチゴなど草木が生茂り車体をこすりながら、対向車の
来ないことを願い身の縮まる思いでドキドキしながら、やっと登山口の駐車場に到着。
この渓谷コースは両岸岩壁に囲まれ陽射しがなく薄暗く、歩行は苔岩の多い谷沿いを登って行くのだが、
入梅後雨が降ってないので滑る心配はなさそう。以前は架けてなかったロープが要所に張られ安心して
登れるようになった。
登るに従って両側の壁が高くなり谷底歩きとなる、岩や石ころで、踏み跡が判り難いが登りやすいところを
探しながら沢登りすること1時間、正面にV字型岩、左にメガネ岩の奇岩が現れる。
この付近から谷を離れ、左の自然林へ入る。
この勾配もきつく低木に掴まり、喘ぎながら登るのだが約10分位のところからオオヤマレンが見られた。
登るに連れ真っ白なオオヤマレンゲの花数も増し阿蘇高岳の姿が望めるようになると天狗の肩に到着する。
天狗のコルから南側は地獄谷と呼ばれ、絶壁となっており下を覗くと足元がすくむ。
背筋がゾクゾクするほどの高度感、ながく立ってはいられないほどです。
右のそそり立つ天狗峰へは「立入り禁止」勿論、登るつもりはない。
上を見上げるだけでもゾットする、これから先は上級者のザイル、ハーケンの世界である。
左の東峰への縦走コースも危険箇所が多く、何度も滑落事故が発生している。
今日は天候も良好、痩せ尾根のアップダウンを繰り返し約40分で東峰に着く。
山頂からは祖母山系や九重連山に阿蘇連峰の展望が実に素晴らしい。
只、ここは天気が好いと日陰がないので、虫が多く昼食を済ませ、早々にヤカタガウド登山口へ下った。
登り途中に木の下から見上げた花数より、高い位置から見るとやはりオオヤマレンゲの群落はスゴイ!
 

           


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