平治岳ミヤマキリシマ

2010年5月30日() 晴れ

吉部駐車場→(50分)→大船林道→(20分)→林道終点→(50分)→坊ケつる分岐→(25分)→大戸越え→(25分)→
平治岳南峰→(10分)→平治岳→(25分)→平治平→(10分)→ハシゴ→(10分)→三差路→→(10分)→小窓展望所
→(20分)大船林道→(45分)→吉部駐車場

くじゅうが一年で一番賑わうのがミヤマキリシマの咲き誇るこの時季です。 何の花でもそうですが、自然相手なもので・・・
「今年のミヤマキリシマの咲き具合はどうだろう」と気になるのは九重ファンならずとも、多くの自然愛好者が考えるところです。
山の会月例山行も、ミヤマキリシマが咲き、九重が一番混雑するこの時期に、態々合わせて計画。
昨年も同じ日に平治岳へ登り、ミヤマキリシマは見頃であったが、花より人の多さにうんざりしたのに、今年もまた行くはめに。
ということで、トレースまでしたのに出掛けない訳にはいきません。
そこで長者原コースや男池コースはメジャーすぎるし、少しでも人の少なさそうな平治岳の西斜面の裾野の山腹を巻いて
大戸越、花の多い平治南斜面から、今や一般ルートになりつつある平治岳北尾根ルートを周遊してたどることにしました。
,この日ミヤマキリシマの開花期にしては駐車の車は少ないし、おかしいナーと思ったら、やはりお目当てのミヤマキリシマの
開花が遅れており、見頃にはまだ1〜2週間はかかりそうです。
今年は花芽のつく春先から何度も冷え込み成長が遅れ、花芽は一杯ついているがまだつぼみで、一帯に点在する灌木の
なかの何本かの株に 早熟物の花が目につく程度でした。他の山頂のミヤマキリシマも見渡す限り、まだ眠りのなかのようです。
今年は「しゃくとり虫」が目に留まりませんし、虫害に遇った株も少ないよう です。
きっと花の最盛期には、全山燃える様なピンクの山肌を想像しながら山頂を後にしました。
今回お目当てのミヤマキリシマは外れたが、新緑がとても綺麗でした。幸い大船林道から平治岳山腹の自然林の多い登山道を
選んだので、キラキラ射し込む陽ざしを浴び、鳴子川のせせらぎ小鳥のさえずりを聞き、萌黄色の木葉は眼に優しく爽やかな空気
の香りに心癒され、気持のよい山歩きを楽しめたことと思います。 

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