英彦山オオヤマレンゲ

2010年6月16日(水) 晴れ

梅雨の合間をぬって、いつオオヤマレンゲに逢いに行こうかと考えているところに、
夕方のテレビ予報で、明日は一日晴れとのことで、急遽英彦山へ出かけることにした。
今年は春先寒かったので、花の開花が遅れており、オオヤマレンゲはどうだろう〜?
出がけ雲が覆ってちょっと心配したが、高住神社から登るにつれ天気は晴れてきた。
霧に包まれた若葉が幻想的で気持はよい、ただ昨日までの雨で蒸し暑さは仕方がない。
山麓にある、ヒメシャラやオオヤマレンゲは、昨年に比べ少し数が少ないとは感じたが、
山上の木々の花は、ほんの4、5個しか咲いてなく、蕾もほんの数個しか見当たらない。
特に驚きは、毎年あれだけ花をつけていた山頂のヒメシャラは、咲いた形跡も落ち花もなく
注意深く探してみて、やっと2輪だけ申し訳けなさそうに咲いているのを見つけました。
更に、これまで多くの人を楽しませてくれていた行者堂のオオマレンゲは、樹の半分しか
葉っぱがついてなく、葉のついた部分に、花と蕾がほんの数個しか見当たりません。
さらに悲しかったのは、枝が途中から何本か折られ傷口はまだ新しかったことです。
自然に折れたのか、獣?人間?の仕業か分りません、悲しい姿に心が痛みました。
はたまた温暖化の影響でしょか、この時季に咲く他の花も極端に少なく思えました。

新緑のなかに、朝霧がマイナスイオンを運んでくれます 雨上りで少々蒸し暑いが、気分は爽やかである
高住神社境内のヒコサンヒメシャラ、数が少ない 小さなミソサザエが、美しい声で囀っていました
登りがけにみたつぼみ、数えるほどしかありません 僅か4個咲いていたうちの一個です
湧き雲が次々かかりる様も、また綺麗です カッコいい苅又山を樹間から眺める
湧き雲が、次々と違う風景を創造してくれます スズタケなどきれいに刈り取られています
岩陰にひっそりと咲く、山頂近くのオオヤマレンゲ やはり高貴な美しさのオオヤマレンゲ、
山頂のヒコサンヒメシャラ、今年は花がありません 大きな樹に、たったこの2個しかありませんでした
ご覧の様に、半分しか葉っぱがありません 葉のない方も枯れてはいません、頑張っています
半身不随、枝は折れていますが一生懸命頑張っています 無残な姿です。何者の仕業でしょうか?
葉のついている方に、数個の蕾がありました 苦しみに耐えて、咲いてくれた貴重な一輪です
まだまだ心地よい新緑の登山道 広い杉林に、たった2株ポツンと佇むジキタリス
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